京都上ル下ル

呉服屋の娘のよもやま話

京都上ル下ル

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京都の文化習慣はよそとは異なるそうです。

 

例えば、道を北へ行くことは「上ル(あがる)」、南へ行くことは「下ル(さがる)」といいます。
道はすべて真っすぐで一本一本に名前があり、碁盤の目のように直角に交わっています。

 

私は高校を出るまで、日本の他の地域も道が碁盤の目状になっていると思い込んでいました。
はじめて上京した時、何より驚いたのは、「東京やと道に名前がない」「○丁目ってなんや」「東京やと道がくねくねしとる」ということでした。いやはや。

 

はじめまして、奈奈子です。

 

1990年の夏に京都の呉服問屋の末娘として生まれました。
以来、今までずっと京都に住み続けています。

 

私の実家は江戸時代から続く呉服問屋で、小さな頃からお商売が身近にありました。
自分もお商売がしたいと思い始めた高校生の頃、思いがけず脳科学にハマり、「商売の勉強は独学でできるけど、理系の勉強は独学やとできひん。医学部へ行って、医療ビジネスをやろう」と思い立ち、医学部受験。
おかげさまで合格して、今は関西の医学部に通っています。

 

ユニークな生まれのおかげで、京都の裏をたくさん見てきました。
京都の商家や伝統芸能の家の子が集まる学校に通い、お茶やお花やお能を習い、いろんなことを見聞きしました。

 

京都上ル下ル、そんな京都の裏話を書くブログです。

 

京都人だけが知っている (宝島SUGOI文庫 D い 1-1)

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